電気工事の七つ道具とは?電気工事に欠かせない各種アイテムを紹介

電気工事において、安全かつ正確な作業を進めるためには、適切な道具を揃えることが不可欠です。

特に、電気工事の現場で必須とされる「七つ道具」は、配線の切断や加工、器具の取り付け、結線作業など、あらゆる作業を支える基本的なアイテムです。これらの道具はどのような現場でも使用されるため、その特徴や役割をしっかり理解することが大切です。また、道具を選ぶ際には、安全性を重視した絶縁タイプや、作業効率を上げるための機能性を考慮することが求められます。

当記事では、電気工事に欠かせない七つ道具の特徴を詳しく解説し、それぞれの道具の選び方や使用方法についてご紹介します。道具の選び方を知ることで、工事の品質が向上し、作業の安全性も確保できるでしょう。

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1. 電気工事の七つ道具とは?

電気工事の現場では、安全かつ正確に作業を進めるために、基本となる七つの道具を常備することが大切です。これらの道具は配線の切断や加工、器具の取り付け、結線作業など、あらゆる作業の基盤になります。

ここでは、ペンチや電工ナイフ、圧着工具など、電気工事に必須の七つ道具の特徴と役割を順に解説します。

 

1-1. ペンチ

ペンチは電線を「つかむ」「曲げる」「切る」など、多くの基本作業で使う電気工事の必須工具です。一般用、絶縁タイプ、強力タイプなど種類があり、電気工事では感電を防ぐために絶縁ペンチを使うことが一般的です。

長さは150mm・175mm・200mmなどがあり、扱いやすさの観点から175mm前後を選ぶ電気工事士が多く見られます。電線の切断能力も製品ごとに異なるため、用途に合った仕様を確認することが重要です。可動部の摩耗やサビは作業精度に影響するため、注油など日頃の手入れを丁寧に行うと、現場で安定した作業がしやすくなります。

 

1-2. 電工ナイフ

電工ナイフは、電線の被覆を剥くために用いる専用工具で、刃が厚い鉈のような形をしています。折りたたみ式と鞘(さや)付きのタイプがあり、近年は作業ベルトにそのまま装着できる鞘付きが人気です。

電工ナイフは「切る」ための工具ではありますが、目的はあくまで被覆剥きであり、電線の心線を傷付けない適度な切れ味が求められます。そのため、研ぎすぎると扱いにくくなることもあり、用途に合わせた手入れが重要です。

また、電工ナイフは多くが金属製で絶縁構造ではないため、必ず無通電を確認してから作業を行う必要があります。

 

1-3. 圧着工具

圧着工具は、電線と圧着端子やスリーブを接続するための工具です。リングスリーブ用、裸圧着端子用、絶縁被覆付端子用など用途別に種類があり、電気工事では特に規格に適合した工具を使うことが重要です。

手動式の軽量タイプも多く、市場では持ち運びのしやすさを重視したモデルが人気です。圧着不良は通電不良や発熱につながる可能性があるため、適切なサイズのダイスを選び、確実に圧着できているか確認することが欠かせません。

 

1-4. プラスドライバー

プラスドライバーは、電気器具や配線器具の取り付けで最も使用頻度の高い工具です。刃先サイズは1番・2番・3番・4番があり、電気工事では主に2番が使用されます。ビスのサイズに合わないドライバーを使うと頭をつぶしてしまい、作業効率が低下します。

電気工事では絶縁タイプが推奨され、グリップが太すぎず細すぎないものを選ぶと、長時間の作業でも疲れにくく扱いやすいです。日頃の手入れとして、刃先の摩耗や欠けをチェックし、力が正しく伝わる状態を保つことが安全な施工につながります。

 

1-5. マイナスドライバー

マイナスドライバーは、配線器具の端子ネジや設備機器の固定部に使用する工具です。刃幅は1番から規格があり、電気工事士技能試験を受ける際は6mm前後のサイズが扱いやすいと言われています。

マイナスドライバーも絶縁タイプを使うことが基本で、刃先が細い「細軸タイプ」は狭いスペースの作業に向いています。ネジ溝より広い刃先を使うとネジが傷み、一方で狭すぎると力が正確に伝わらなくなってしまうので、用途に合ったサイズを選ぶことが大切です。

電気設備ではマイナスねじを使う場面が依然として多いため、高品質で耐久性のある1本を持っておくと、現場での作業効率が向上します。

 

1-6. ウォーターポンププライヤー

ウォーターポンププライヤーは、口幅を段階的に調整できる構造が特徴で、ナット・ボルトの締め付けや金属管の回し作業に活用されます。本来は配管工事で使われる工具ですが、電気工事でも金属管工事(ねじなし電線管や金属可とう管など)の施工に欠かせません。

グリップ形状は商品ごとに異なるため、手の大きさや力の入れやすさに合わせて選ぶと作業しやすくなります。強い力を掛けても滑りにくく、現場で幅広い用途に対応できるため、持っておきたい基本工具の1つです。

 

1-7. スケール

スケールは電線の長さや配管寸法を正確に測るための基本工具で、電気工事の精度を左右するアイテムです。屋内配線や設備取付位置を決める際には、寸法のズレが後の施工品質に影響するため、読みやすく扱いやすいスケールを選びましょう。

最近はストッパー付きや片手で操作しやすいモデルも増えています。落下による破損やテープの折れが作業の妨げになることがあるため、日頃から巻取りの状態やロックの機能を確認し、良好な状態を保つよう心掛けましょう。

 

2. 七つ道具以外の安全な電気工事に欠かせない道具3選

電気工事では、七つ道具以外にも重要な機器が多くあります。これらの機器は、作業の安全性を確保し、正確な作業を行うために不可欠です。ここでは、それぞれの機器について詳しく解説します。

 

2-1. 電気計測機器

電気計測機器は、電流、電圧、抵抗などの電気的な値を正確に測定するために使用されます。主な機器には絶縁抵抗計、クランプテスタ、検電器があります。

絶縁抵抗計は、電線や設備の絶縁状態を確認するために必要で、劣化している部分を早期に発見することができます。クランプテスタは、電源を切らずに電流を測定するため、作業中の安全性を確保しつつ、効率的な測定が可能です。検電器は、電気設備の通電状態や停電状況を確認するために必須の道具です。

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2-2. 各種探知器

各種探知器は、地中に埋設されたケーブルや金属管を探し出すための機器です。

ケーブル探知器は、建物内や地中に埋まった電気ケーブルの位置を確認でき、無駄な掘削を避けるための重要なツールです。また、金属探知機は、金属製の埋設物やパイプ、ボルトの位置を確認でき、地下に埋まった設備を探知して作業中に破損させるリスクを減らせます。

これらの探知器は、工事の安全性を大幅に向上させるため、現場での必需品です。

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2-3. 設備診断・品質管理機器

設備診断機器は、電気設備の状態を正確に把握し、異常の早期発見をサポートします。

サーモグラフィや赤外線カメラは、設備の温度を測定し、過熱部分や劣化している箇所を可視化するために使用されます。これらの機器を使用することで、目に見えない問題を発見し、早期に対処することができます。

特に、高電圧の設備では、温度の変化が異常のサインとなることが多いため、定期的なチェックが重要です。設備診断機器は、工事後の品質保証やメンテナンスにも欠かせないツールです。

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まとめ

電気工事では、作業の品質を確保し、安全に作業を進めるためには信頼性の高い道具が欠かせません。

電気工事に使用する七つ道具は、電気工事において最も重要な基本的なアイテムで、各種作業を効率よく進めるための基盤となります。ペンチや電工ナイフ、圧着工具、ドライバーなど、それぞれの道具は特定の作業に適した機能を持っており、用途に応じて選ぶことが重要です。また、道具のメンテナンスを怠らず、定期的に状態をチェックすることも、安全な作業を維持するために必要です。

さらに、七つ道具以外にも、電気計測機器や探知器、設備診断機器などの道具が現場での作業をサポートします。これらの道具を適切に選定し、使用することで、より高い品質の電気工事を実現し、安全性を保てます。

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