有害ガス検知器
有害ガス検知器についてお問い合わせの多いご質問と回答をご紹介しています。
- 自動車のガソリンなどの液体が気化したものの濃度を、手軽に測定できる商品はありますか?
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高感度可燃性ガス検知器XP-3160、GX-6000で測定可能です。ご利用の際はお問い合せ下さい。
- 検量線とは?
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検量線とは、未知の試料の濃度を測定する際に使用する基準線です。既知の濃度の標準試料を使って、測定値と濃度の関係性をグラフ化したものです。検量線が得られると、未知試料の測定値からその濃度を推定できます。
- 「ニオイ」を測定できる商品はありますか?
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ポータブル型ニオイセンサXP-329m、XP-329ⅢRをお使い頂くと、「ニオイの強弱」を数値化して表すことができます。ニオイには基本的に単位がありませんが、数値は「レベル表示」と「臭気指数」の表示切替が可能です。
※ニオイセンサでニオイの識別、ニオイの発生元の特定をすることはできません。
※検知原理的にガス検知器と似ていますが、特定の有毒ガスや可燃性ガスの濃度を測定したり、ガス漏れを発見するためのガス検知器ではありません。
- 酸素濃度がいつも21%なのは何故ですか?
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空気の組成は、大気中に酸素が21%となっています。
空気中の酸素濃度が18%未満の状態を酸素欠乏と言います。
- VOL%(ボリュームパーセント)とは?
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VOL%(ボリュームパーセント)は、ガス濃度(体積比)そのものを指します。
高濃度のガスや、空気中に高い割合で含まれている気体を検知する際などに用いられることが多い単位です。
- %LEL(パーセントエルイーエル)とは?
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%LEL(パーセントエルイーエル)は、可燃性ガスの爆発下限界といい、可燃性ガスが空気中と混合し、爆発を起こす最低濃度となります。
例えばメタンガスの場合、大気中に5%VOLから15%VOLの濃度が存在すると爆発します。
メタンガスの場合は下限値が5%VOLとなりますので、その5%VOLを100%とした場合、100%LELと表示します。可燃性のガスによって下限界値は異なりますので、詳しくはお問い合せ下さい。
- ppm・ppbとは?
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ガス濃度のppmとppbとは、空気中の液体に含まれるガスの微量濃度を表す単位です。
・ppm:1リットルの空気や液体中に、ガスが100万分の1(1ppm)の割合で含まれていることを意味します。例えば、1ppmは1リットルの空気に1μlのガスが含まれている状態です。
・ppb:1リットルの空気や液体中にガスが10億分の1(ppb)の割合で含まれていることを表します。1ppbはppmの更に1/1000の濃度に相当します。これらは特に測定環境や安全性評価において、微量の有害物質の濃度を正確に表すのに使われます。
- 可燃性ガスとは?
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可燃性ガスとは、空気中で火気や高温に触れることで燃焼しやすい性質を持つガスのことを指します。代表的なものに、メタン、プロパン、水素などがあり、日常や産業のさまざまな場面で使用されています。これらのガスは、適切な酸素濃度と引火源がそろうことで爆発する可能性があり、事故や災害の原因となる場合もあります。そのため、取り扱いや保管には十分な注意が必要です。
■可燃性ガスを計測するには
※計測をご希望の場合は、対象となる可燃性ガスの種類(例:メタン、水素など)を事前にご確認ください。
※また、可燃性ガスに限り、爆発する上限濃度をベースとした「%LEL」という単位を使用する場合もございますので、単位のご確認をお願いいたします。