

熱中症指標計
熱中症
熱中症予防のための基準としてWBGT(暑さ指数、湿球黒球温度)があります。これは、気温・湿度・日射など周囲の熱環境が人体にどれだけ影響を及ぼすかを示す数値です。
体調や作業内容だけでなく、衣類の組み合わせでも熱中症になる危険性は変化します。
また、熱に順化(暑さに慣れている)している人、していない人でも感じ方が違います。
これからますます暑くなっていくため、作業環境の管理や休憩の目安として重要になっていきます。
熱中症指標計 WBGT-213B
【測定範囲】
WBGT:0~50℃
気温:0~50℃
相対湿度:10~90%RH
輻射温度:0~80℃
<例>2018年7月1日と3日(東京)
7月1日 | 7月3日 | |
最高気温 | 32.5℃ | 32.5℃ |
最小湿度 | 41% | 56% |
WBGT | 26.9℃ | 29.9℃ |
暑さ指数ランク | 警戒 | 厳重警戒 |
熱中症搬送数 | 50人 | 94人 |
気温は同じでも湿度が高いほうが熱中症になる人が多くなる
屋内・屋外で太陽照射のない場合
式:WBGT値=0.7×自然湿球温度+0.3×黒球温度屋外で太陽照射のある場合
式:WBGT値=0.7×自然湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度
熱中症になってしまったら・・・
・日陰に移動する
・冷やす場所は、首・わきの下・足の付け根、血管が皮膚表面に近いところ
・体温が正常な時は少しづつの水分補給
・意識がはっきりしない時は水分補給しない
・回復しても安静に過ごす
(暑さ指数、湿球黒球温度)
人間のネツバランスに影響の大きい気温・湿度・輻射熱の3つを取り入れた湿度の指標
体感温度を下げてみよう
除湿
湿度が10%下がると、
体感温度は約1℃下がります。
あたる
風速が秒速1m増えると、
体感温度は約3℃下がります。
さす
日射を80%カットすると、
体感温度は約6℃下がります。
入る
日射を90%カットして、周りが日陰の路面だと
体感温度は約9℃下がります
※体感温度(SET)の計算条件
気温:30℃ 湿度:50% 風速:0.5m/s 日射:900W/m2 着衣:0.5clo 代謝:1.7met 路面温度:60℃
参照:涼しい街をデザインしよう!
https://www.ceis.or.jp/suzumachi/
にぎわいのある街づくりのために、対策もとられています。
日差しを遮るものがなく熱ストレスが多く過ごしにくい街は敬遠され、商業・観光・公園エリアでは集客にも影響します。
<対策>
・木陰とベンチの組み合わせでひと休みスポットを作る
・屋根やグリーンで上と横の熱を抑える
・冷却ルーパー・冷却ベンチ・ミストファンの活用
オススメの日傘は、外側が白色・内側が黒色! 「反射」の白と「吸収」の黒の色の効果があります。