
第24回目は、「NETIS商品」についてです。
今回は『NETIS商品』について、「そもそもNETISって何?」「ソーキで取り扱っているNETIS商品は?」「ソーキカタログVol.7掲載商品」を説明していきます。
NETISって何?
NETISとは
New Technology Information System の頭文字を取り、ネティスと呼ばれています。『新技術情報提供システム』の略称で、“民間企業等により開発された新技術に係る情報を、共有及び提供するためのデータベースであり、国土交通省によって運営されています。”(Wikipediaより)
○NETISの目的
NETISは国土交通省により平成10年度より整備されています。その目的は、下記です。
・公共工事の抱えている様々な問題点を解決する。
・優れた技術を持つ企業をサポートする。
・更なる新技術開発を促進する。
新技術をNETIS登録すると、最長10年間NETISデータベース上に公開されるため、公共工事で活用される機会が飛躍的に拡大します。
NETISデータベースはインターネットで一般公開されており、誰でも自由に閲覧できます。
また、建設会社としても、国土交通省の工事で『NETIS商品』を使用することで、工事完成検査での点数が上がります。→会社の評価点が上がる。→次の工事受注に有利になる。
そのため、現場から『何か使えるNETIS商品はないのか?』という問い合わせがソーキにきます。そういった目的があります。
○NETIS登録
平成28年現在、NETIS登録件数は約5,000件に達しています。
登録方法は下記です。
①国土交通省NETISホームページから申請書類をダウンロード
②申請書類の記入と添付書類の作成
③国土交通省 地方整備局の技術事務所へ提出
ちなみに登録料は無料です。
しかしながら、申請書類の記入、技術事務所への提出、その後のヒアリング等、多岐にわたり、大変な労力と時間を要します。地方整備局技術事務所へ何回か出向き、メールのやりとりなどをして、登録まで1年近くかかる場合もあります。商品によっては登録できない時があります。
その結果、
・何から手を付けたら良いか判らない?
・アピールポイントをうまく絞り込めない?
・建設ニーズにマッチしているか不安?
・申請書類のボリュームが多すぎる?
などでお困りの方、そんな「時間」と「労力」のかかる『NETIS登録』の代行支援する会社も存在します。
ソーキで取り扱っているNETIS商品
ソーキが取り扱っている商品は約30機種あります。その他にもソーキで開発されたソーキオリジナル商品はほとんどがNETIS登録されています。『SOOKI 計測機器レンタル総合カタログVol.7』中には、NETIS商品の所にNETISマークがついています。
○○-000000 -A か VR か VE
① ○○:地方整備局
HK:北海道 TH:東北 KT:関東 HR:北陸 CB:中部 KK:近畿 CG:中国
SK:四国 QS:九州 OK:沖縄 TS:テーマ設定技術
※QSKなど3桁目に「K」がついているものは、「港湾NETIS」の登録技術s
② 000000:登録の通し番号
(上2桁は登録された年度の西暦下2桁、下4桁は登録された順番)
③ -A:評価情報が記載されていない技術
-VR:評価情報が記載されている技術(継続中)
-VE:評価の確定した技術
※NETIS登録されると、その技術を使用した人が“技術評価”をし、NETISへ記載します。よって、評価記載がある技術は“工事実績があります”という証明になります。実績が増えると -A ⇒ -VR ⇒ -VE へ昇格していきます。
下記のURLに『NETIS登録番号』を入力すれば、商品検索できます。
http://www.netis.mlit.go.jp/NetisRev/Search/EV_View_Search.asp