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ニュースレター 現場おやじの一言

Vol.15 橋梁工事(2017.7.1 発行)
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第15回目は、「橋梁工事」についてです。

今回は、工種別で『橋梁工事』について説明していきます。

ハイライト

橋梁工事とは?

橋梁工事は、橋を造る工事です。橋は下部工と上部工からできていて、どちらも土木工事です。

橋の構造は図のようになっています。
①上部工・・・橋にものが載る部分で支承より上の部分。
②下部工・・・上部工を下から支える部分。下部工は基礎工と躯体工からなります。
※基礎工については、『ニュースレター第7回』で記載の通り①直接基礎 ②ケーソン基礎 ③杭基礎などがあります。
※躯体工は基礎から上部工までの鉄筋コンクリート構造物です。
橋梁の両端の下部工を“橋台”といい、その間の柱を“橋脚”といいます。

15橋長支間長支間長支間長桁下空間(クリアランス支承支承基礎基礎床版橋脚橋脚主桁

上部工と下部工の接点には支承という部材があります。上部工と下部工を固定して結合せず、支承によりある程度自由度を持たせてつないでいます。(温度の変化や風、地震などによる橋のたわみを吸収するためで、硬質のゴムがよく使われています。)

橋梁工事は ①基礎を造る工事 → ②躯体(鉄筋+型枠+コンクリート)を造る工事→ ③橋桁を架ける(造る)工事の流れになります。

橋の種類

橋には形式、使用材料、用途によりいろいろな種類があります。

(1)形式による違い
橋の形によって、種類があります。

①桁橋
両端の橋台の上に桁(水平方向に渡し、平らな板みたいなもので、この上に舗装や欄干を造ります。)を架ける最も単純な形式。最も多くみられます。桁はコンクリート製だったり、鋼製だったりします。

  • 単純桁橋
    単純桁橋

②吊橋
桁を吊り下げている橋。海上に架かる橋に多く、明石海峡大橋、瀬戸大橋、レインボーブリッジなどがあります。

  • 吊橋
    吊橋

③トラス橋
三角に骨組みを組んだ鋼製の橋。骨組は鋼材を組み立てたもので、よく川にかかった鉄道橋で見られます。

  • 平行弦トラス橋
    平行弦トラス橋

④ラーメン橋
桁と橋脚、橋台が剛く結合した橋で、橋脚や橋台に桁を載せる桁橋とは違います。橋脚から両側に少しずつコンクリートを打設して桁を伸ばしていく工法です。バランスがとれるように両側順番に“やじろべー”のように伸ばしていきます。橋脚と橋脚の真ん中でドッキングします。高さが高い位置に桁を造る時によく使われる方法です。(桁を地面で支えることが出来ないため、空中で造っていく工法です。)

  • 連続ラーメン橋
    連続ラーメン橋

⑤アーチ橋
アーチの性質を利用した橋。昔からよく作られてきた形式です。熊本地震で大規模な土砂崩れで崩落した阿蘇大橋もアーチ橋です。

  • 上路式アーチ橋
    上路式アーチ橋

⑥斜張橋(しゃちょうきょう)
桁を塔から斜めにケーブルで引っ張っている橋。横浜ベイブリッジ、名港大橋などがあります。

  • ハープ形斜張橋
    ハープ形斜張橋

(2)使用材料による違い
①石橋 ②鋼橋 ③木橋 ④RC橋(鉄筋コンクリートを使った橋)
⑤PC橋(プレストレスト・コンクリートを使った橋)
⑥RCとPCを使った橋
※プレストレストコンクリート・・・鉄筋の代わりにPC鋼線(鉄の線をまとめて太くしたもの)に引張力を与えて、中に入れたコンクリート

(3)用途の違い
①鉄道橋 ②道路橋 ③水路橋 ④歩道橋

橋梁工事に使う計測機器?

橋梁工事では、鉄とコンクリートを使用するので、鉄の厚さを測る【探傷・厚さ・膜厚・硬度 超音波厚さ計】、【探傷・厚さ・膜厚・硬度 超音波膜厚計】、コンクリート関係の【鉄筋探査・コンクリート試験 鉄筋探査機】【鉄筋探査・コンクリート試験 ジューテンダー】。
作業場所が海上作業、高所作業があるため、気象関係の【気象・水文観測機器 風速計】、現場内通信のための【通信・安全管理機器 無線機トランシーバー)】などが使用されます。

次回は「推進・シールド工事」について語ります。

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