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ニュースレター 現場おやじの一言

Vol.13 測量<第2弾>(2017.4.1 発行)
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第13回目は、「測量」についての第2弾です。

今回は、前回に引き続き『測量』について第2弾で『水準測量』『GPS測量』『レーザー測量機』について説明していきます。

ハイライト

水準測量とは?

水準測量とは、測点の高低差を測り、標高(日本の土地の高さ)を求める測量です。標高は、東京湾の平均海面を基準(標高0m)として測られています。これをT.P.=0mと言います。因みにT.P.はTokyo.Peilの略で、Peilはオランダ語で“基準面”という意味です。
平均海面を地上に固定するために設置されたのが『日本水準原点』です。この日本水準原点を基準にして、日本全国に水準基準点が設置されています。

  • 水準測量

標高は、T.Pだけでなく全国各地でT.P.を基に換算されて表示されています。
・大阪湾の基準面 → O.P.(Osaka.Peil) O.P. = T.P. + 1.30m
・四日市港の基準面 → Y.P.(Yokkaichi.Peil) Y.P. = T.P. +1.251m
などがあります。
水準測量は、レベル【測量機 オートレベル】とスタッフを呼ばれる標尺を使用して行います。
2地点にスタッフ(標尺)を立て、その中間にレベルを水平において、2つの標尺の目盛を肉眼で読み、その差から高低差を求めます。この繰り返しで基準となる水準点から求める点の標高(高さ)を出します。

  • レベル、三脚、スタッフ

レベルを肉眼で見ずに、スタッフに望遠鏡を向けてピントを合わせて、ボタンを押すだけで高さが測定できるのが【デジタルレベル】になります。この時の標尺は、バーコード標尺を使います。

GPS測量?

GPS測量とは、Global Positioning Systemの略で、米国国防省が開発した軍事衛星の電波を受信して、地球上のどこでも、経度緯度を測定し、位置などの測量を行う技術です。最近では従来のGPSに加え、GLONASS(ロシアの人工衛星)などの複数の衛星システムを利用できるようになり、GNSS(全地球航法衛星システム)測量とも言われています。Global Navigation Satelite Systemの略です。
具体的には、カーナビゲーションや携帯電話の位置情報システムなど、身近にも広く使われています。

GPS(GNSS)測量

GPS衛星の電波を受信し、測定する点(測りたい点)と既知点(座標がわかっている点)にGPS受信機を固定し、連続で観測することにより測量を行います。
その既知点が電子基準点と呼ばれる点です。国土地理院が日本全国に約1,300箇所設置・運用しているGPS電波の連続観測点です。

  • GPS(GNSS)測量

GPS(GNSS)測量の長所・短所

GPS衛星の電波を受信し、測定する点(測りたい点)と既知点(座標がわかっている点)にGPS受信機を固定し、連続で観測することにより測量を行います。
その既知点が電子基準点と呼ばれる点です。国土地理院が日本全国に約1,300箇所設置・運用しているGPS電波の連続観測点です。

  • GPS(GNSS)測量
  • GPS(GNSS)測量

GPS(GNSS)測量の種類

【VRS】
仮想基準点方式と呼ばれ、複数(3局以上)の電子基準点の観測データから測量現場のすぐそばに、あたかも基準点があるかのような状態を作り出す技術。仮想基準点を利用して電子基準点と観測点(測量したい点)の位置を得ることが出来ます。
【RTK(リアルタイムキネマティック)】
既知の位置に置かれた受信機を固定化して、もう一方の受信機で移動しながら各測点位置を測位していく方法です。RTKでは既知点からのデータを、携帯電話や無線などで新点の受信機に送信し、文字通りリアルタイムにその位置を求めることが出来ます。

  • GPS(GNSS)測量

レーザー測量機?

レーザー測量機

常に360度に水平レーザーが射出されているレベルプレーナとレーザーの勾配を変えられるローテーティングレーザーなどがあります。土木工事や建築工事の両方に使われます。

土木工事

土木工事などでは、造成(工場や住宅を建てる為に土地を平らに均す。)する時にレーザー測量機を使って水平に高さを出して、ブルドーザで整地していきます。

  • レーザー測量機

建築工事

『建築工事』などでは、建築途中の壁に窓枠、空調設備、電気機器などを取り付ける時にレーザー測量機を使って水平に高さを出して、位置を決めていきます。

  • レーザー測量機

墨出し器

墨出し器は、水平ラインや垂直ラインにレーザー(赤やグリーン)を射出する機器【墨出器】です。従来、セオドライトや巻尺(コンベックス)などを使って2人で行っていた測量がこの墨出し器があれば、1人で位置出しできます。建築工事では必需品です。

  • 巻尺
  • 墨出器
次回は工事別テーマで、『海上工事』について説明します。

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