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ニュースレター 現場おやじの一言

Vol.09 道路工事(2016.12.1 発行)
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第9回目は、「道路工事」についてです。

前回では『土工事』について話してきました。土工事の次の工程になる『道路工事』についてです。いつも車で走っている道路の下はどうなっているのか?どんな機械で造られているのか?について説明したいと思います。

ハイライト

道路の構造?

前回話した『土工事』のうち“盛土”“切土”で出来上がった面を『路床』と言います。その上に『舗装』が施工されます。舗装は下から下層路盤→上層路盤→基層→表層で構成されていて、車で走っている面は表層の上になります。

  • 道路の構造
  • 表層、基層、上層路盤、下層路盤、路床

道路は何でできている?

下層路盤と上層路盤は砕石(石を砕いた物)でできています。下層は荒い(大きい)砕石、上層は細かい(小さい)砕石になっています。 舗装は基層、中間層(中間層はある舗装と無い舗装があります。)、表層から構成されており、材料はアスファルトからできています。アスファルトは石油からできたドロドロとした液体で、そこに砕石や防水材、接着剤などを混ぜたもの(アスファルト合材)を道路に敷いています。基層よりも表層は砕石の細かいものを混ぜています。
各層の厚さは一般的には下のような厚さになっていますが、道路の重要度によって構成は変わっていきます。例えば、道路の摩耗(すり減り)が大きい高速道路などでは一般の国道、県道よりも構成が多く(中間層が入ったり)、層の厚さも大きくなります。
舗装の種類でも、最近多く見るのが透水性舗装です。雨が降った時の高速道路では、透水性舗装の水の溜まり方、水しぶきの上がり方が全然違うと思います。

  • 表層、中間層、基層、上層路盤、下層路盤

道路はどうやって造られているの?

では道路はどういう手順で造られているかというと
①路盤工 → ②舗装工 → ③ライン工

①路盤工

路盤の材料である砕石を砕石工場からダンプで運んできて、降ろされた砕石をグレーダーと呼ばれる機械で敷き均し、そのあと振動ローラーで転圧していきます。

  • 路盤工
  • 路盤工

②舗装工

路盤の材料である砕石を砕石工場からダンプで運んできて、降ろされた砕石をグレーダーと呼ばれる機械で敷き均し、そのあと振動ローラーで転圧していきます。

一般的な道路はアスファルト合材でできていますが、トンネルの中はコンクリートでできています。トンネルの舗装がコンクリートである理由は、コンクリートの方が白いから明かるくて見やすいからと、メンテナンスが楽(すり減り方がアスファルトよりも少ない)だからです。コンクリート舗装する機械をコンクリートフィニッシャーと呼びます。

  • 舗装工
  • 舗装工

③ライン工

アスファルトが仕上がった後に、センターライン、矢印、速度などの白線を引きます。

ライン(白線)について“雑学”を少しだけ・・・
【雑学その1】
道路上のラインには、車のライトがあった時に反射するように、材料の中にガラスを球状のつぶつぶにした『ガラスビーズ』が入っています。
【雑学その2】
横断歩道の模様は、1992年11月に規定が改正され、横の白線の両端に縦線が1本ずつ入った『はしご型』だったものが、縦線が無くなりました。これは、縦線と横線で囲まれた部分に水が溜まり、水はけが悪くなるからです。
【雑学その3】
白線は塗料なので、施工した後は、ペンキ塗りたて注意!状態ですが、人が足で踏んでも跡が残らないのは、道路上の白線は、ガラスビーズの他、樹脂、砂などの骨材、それに顔料などからできていて、これを釜に入れて熱してドロドロの状態にします。それを施工機に入れて線を引くとともに、施工機に載せたガスボンベで炎を吹きつけてすぐに乾かしているからです。

  • ライン工
  • ライン工
次回は『土工事』『道路工事』を施工する時によく耳にする『情報化施工』について語ります。

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